社会福祉法人 愛心福祉会の運営理念
私たちは一人ひとりの尊厳のる人生を支えるために、専門性を発揮し、みんなが住みよい社会づくりに
努めます。
- 愛心福祉会を利用される方たちへの尊厳ある人生を支えます。
- 公平・公正・健全な法人運営に努め、組織を常に活性化します。
- 先駆的・独自性を発揮し、地域福祉の充実と発展に役立ちます。
- 他者の尊厳ある人生を支えることの重大さとやりがいを感じられる職員を育成します。職員の資質向上を図り、専門集団を育成します。
- 利用者の幸せと法人の目標を達成するために常に保護者(家族)とともに歩みます。
愛心園の運営方針 令和6年度 事業計画
大きな声で叫ばなくても、上手に意思表示出来なくても、一人ひとりの生命と声を大切にする社会。障害がある人もない人も力を合わせ、教育、医療、法律あるいは他の領域の専門機関とネットワークを結びながら、みんなが住みよい社会づくりに努めます。
愛心福祉会中長期計画(2024~2026年度)の1年目として取り組みを始めます。
10月より、多機能型事業所「あいここべーす」を新規開設し、児童福祉分野に着手します。社会福祉法人として、地域における全世代の福祉ニーズの把握に努め、さらなる地域福祉の充実に寄与します。
幅広い視点で「やすらぎと希望の里」づくりに向けた取り組みを進めるため、以下の重点目標を掲げます。
- 愛心福祉会を利用される方たちの、尊厳ある人生を支えます。 (1)個々の尊厳と安心、安全が守られる環境を整え、利用者一人ひとりにあっ た支援と活動を提供します。 各事業・各部署において、「意思決定支援」を柱として、求められる支援環境を整備します。適材適所の職員配置を確認し、職員充足に向けて努力すると共に、今ある体制で出来るより良い支援を追求します。 利用者個々をアセスメントし、支援方法を組み立てます。強度行動障害スーパーバイザー養成事業を継続し、個別支援、標準的支援に取り組みます。
(2)常に社会情勢を確認し、あらゆる有事にも対応できる体制を整えます。
業務継続計画(BCP)を周知し、災害時・感染症発生時を想定した訓練を年
間2回実施します。
2.公平・公正・健全な法人運営に努め、これからの情勢を見据え、組織を常に活性化します。
(1)中長期計画を基に今後の法人運営を行う上で適切な組織づくりを行います。
(2)第三者委員会や監事監査、理事会、評議員会の充実を図ります。
(3)各種規程を再確認し、整備をすすめます。
(4)専門家を活用し、資金計画に基づいた運営を行います。
3.先駆性・独自性を発揮し、地域福祉の充実と発展に役立ちます。
(1)諸機関と連携し、地域ニーズ、地域資源を把握します。
(2)「あいここべーす」を開設し、地域ニーズに応え、地域の福祉力向上に貢献します。
(3)愛心高齢者センターの今後の可能性について検討します。
(4)福祉教育の充実に向けて取り組みます。
(5)市民向けセミナーの開催やボランティアの育成を行います。
4.他者の尊厳ある人生を支えることの重大さとやりがいを感じられ
る職員を育成します。職員の資質の向上を図り、専門集団を育成します。
(1)職員一人ひとりが自分の目指す目標が持てるようキャリアパスを策定します。
・より高い支援を目指すため、目標管理シートを活用し、個々の目標と達成度合いを見える化します。
・10月をめどに給与制度の見直しを行い、新しい組織体制と給与体系の変更に対応したキャリアパスの策定を行います。
・年2回の職員ヒアリングを行い、次年度への取り組みにつなげます。
(2)職員研修と教育を徹底し、支援の質と人権意識を高めます。
・常に最新の情報を収集するとともに、研究発表等を通じて自分たちの実践を振り返ります。
・人材育成委員会を中心に、研修の年間計画を策定し、実施と評価を行います。また、職員採用、職員定着の取り組みを強化します。
・職員全体を対象にした虐待防止や人権意識を高めるための研修、メンタルヘルス研修の他、知識と技術の獲得に向けた研修を企画します。
・虐待防止委員会・身体拘束適正化委員会を定期的に開催し、その内容を職員に周知徹底します。
・通報(報告・相談)をしやすい、風通しの良い風土作りに取り組みます。
・強度行動障害スーパーバイザー養成事業を通して、利用者個々が見通しを持って主体的に生活できるよう支援することの意味を職員全員で共有します。地域の事業所に対して、具体的な支援のアドバイスが出来る職員を養成します。
(3)正職員の70%以上が対人援助にかかる資格を取得します。
・目標管理シート、ヒアリングの実施等を通し、資格取得に向けてバックアップします。
・職員の得意とする分野を増やし、生かします。
5.利用者の幸せと法人の目標を達成するために常に保護者(家族)とともに歩みます。
(1)保護者会と共に、行事や研修会を開催します。
(2)保護者会分散会等を通して、意見交換を行います。
(3)NPO法人セーフティーネット・ハリマオや成年後見人と協働し、生涯にわたって見守り続けられる体制を整えます。